何度かにわたり、武田勝頼とひょうたん桜の関係を記事にして来ました。
【過去記事】
・ひょうたん桜=高遠桜!【武田勝頼が土佐へ持って来た!】
・ひょうたん桜満開!
・大山鎮め〜 勝頼の太陽信仰!?昭和2年の新聞より
・遥か天空の彼方より 〜 花伝説・宙へ!宇宙へ行った勝頼所縁のひょうたん桜
・天界集落へのいざない【4】ついに桜伝説の撮影に成功!〜ひょうたん桜〜宗津
今回は、その美しさを純粋に楽しんでもらいたいと思います
花見時期は既に終わってしまいましたが、来年もぜひ来てください!日本一美しい!といわれる意味がよく分かる場所です。
仁淀川町桜集落の見どころは、「ひょうたん桜」「しば桜」「しだれ桜」です!
尚、今年のライトアップは中止となっておりました。
動画もアップしておりますので、下まで見て下さいね
さらに!今回は地元民のみぞ知る、仁淀川町桜の「しだれ桜」を紹介!
ひょうたん桜の開花より1週間遅れで咲く美しい「しだれ桜」を後ほど紹介!
ひょうたん桜(天然記念物)は、
武田勝頼が甲斐からもってきた桜として知られております。
その甲斐には同じエドヒガン種の
・山梨県韮崎の王仁桜(わにざくら)
この王仁桜(わにざくら)の直ぐ近くには、武田信玄が1541(天文10)年に再建した本殿が残る武田八幡宮。そしてさらに、桜のある大仁塚(おおわにずか)は、日本武尊の皇子武田王がこの地を治めた後、葬られた場所と言われています。
・長野県の高遠桜(たかとうざくら)
武田勝頼が城主と務めた高遠城には、同じ品種と考えられる高遠桜があります。
高遠城は1547年(天文16)、武田信玄の命により山本勘助、秋山信友によって大改築された城。
桜の蕾(つぼみ)の時の色もそっくりです。
天然記念物で苗などの外への持ち出しを禁止されております。
高知県吾川郡仁淀川町
■いのICから国道33号線を松山方面へ50分程度
仁淀川町の大崎という場所まで国道33号線を走って来ます。
大崎に来ると「ひょうたん桜」の看板が見えますので、山手方向へ曲がると交番があります。
今回、武田勝頼ショップテントを設営し、観光案内や商品の販売を行いました。
こちらのテントがそうです。
観光バスが数台でローテーションを組み、勝頼の史跡観光ガイドもさせて頂きました。
おかげさまで勝頼くんせんべいも大好評でした
ここからが登り口となり、桜までは車で5分少々です。
登り口の近くには「武田勝頼の墓」があります。
駐車場はシーズンの時は混雑もします
駐車場の横ではブンタンの販売や良心市!
地元の新鮮な野菜なども販売しております。
向こう側に見えるのが、桜の美しい集落です。大崎玄蕃こと武田勝頼が拓いたとされる集落です。
◆大藪彼岸桜(おおやぶひがんざくら)
樹齢500年とも言われておりますが、勝頼が持ってきたものなら430年ほどの桜です。
案内板や記念碑、大山祇大神を祀った祠など、この祠のあった場所に
勝頼は杖を立て、甲斐から持って来た桜の種を撒いたと云われがあります。
この大木の前には下の公園に降りる道があります。桜を正面から見ることができるポイントですのでぜひ行ってみて下さいね。
みなさんお弁当を美味しそうに食べております♪
さらに公園の道を進みます。
その先でちょっと寄り道。
昔はここに飼われていた牛が何頭もおりました。現在はもういません。
公園の方へ戻ると、「ひょうたんしだれ桜」
しだれ桜にひょうたん桜が混ざって出来ためずらしい桜です
つぼみの形が「ひょうたん」です
対岸に見えますのは、宗津の集落です。
この桜の集落からは土佐〜伊予の美しい山並みが見渡せます
◆山と桜の絶景ポイント
販売所と集会所のある場所からは、美しい山並みと、桜が同時に見られます。
売店では食事やお土産物も売っております。
ひょうたん桜の苗も売っております
お土産物はどれも大好物です!
ゼリーも大人気
売店や集会所のまわりはけっこう広く、トイレもあり
カメラマンや花見客でにぎわいます
集会所の隣の社には、戸分神社、牛頭天王大明神を祀ってあり
豊かさと、病気平癒の神様です。
良心市に再び来たら文旦など在庫が再入荷しておりました!
また、ひょうたん桜のオリジナルタオルの販売も♪
菜の花の黄色も大変美しいものです!
◆しば桜もそこそこ咲き始めておりました!
◆さらに一週間後!
しば桜としだれ桜が美しい時期になります
しば桜は、老朽や動物による被害で規模が小さくなりましたが、やはり美しく気持ちの良いものです。この色あいの良さがたまりませんね♪
以前は規模も大きいものでした↓2008年撮影。この頃以前は更に美しい
さて、お待ちかね?の地元民が知る
美しい「しだれ桜」。しば桜と同時期に咲きます。
本邦初公開!
ひょうたん桜の大木を1分ほど進むと、休憩場所があります。
その左手に細い道があり、そこを登り奥へ進みます
すると、そこには、「しだれ桜」の世界が広がっています!
期待して損はないです。ちょっとやそっとの綺麗さではないです。
写真の解像度が悪いのですが、その場はもっと本当に気持ちの良いものです。
地面もスペースがあり、綺麗ですし、御座でもあれば座ってゆっくりできます。
風景も相まって本当に美しい
この日の夕方、桜の武田神社にて大崎半四朗の会による
武田半(平)四朗の命日(4月16日)に慰霊祭が行われました。
【武田(大崎)半四郎の墓前へ】
大崎半四郎という人物は武田信玄の三男である信仲のさらに嫡男で、
名前を安行と云い、大崎半四郎を名乗ったことが系図からも見られます。
定説では信玄の三男は夭折(幼くして亡くなる)しております。
(昨年2010の春の陣ツアーはこちら)
春の陣として予定もしておりましたが、今回は代表と関係者のみで祭司を執り行いました。
そして再びこのしだれ桜にちょっと立ち寄って帰りました。
この桜集落の氏神神社は、大藪七所神社です。ここの彫り物も素晴らしいですよ。
さて、帰路は(シーズン時基本)一方通行です。
駐車場から見た風景です。帰路の道は今年新しく抜けたばかりの道があり、
混雑を防ぐために作られました。
桜の集落もよく見えます。
仁淀川町桜、いかがでしたか?ひょうたん桜がこの場所は有名ですが
他にも見どころは沢山ありました。
さらに仁淀川町には広い範囲に花の美しいエリアが点在しており、
どれも素晴らしい場所ばかりです。天界集落として、この仁淀川町の桜や桃などをこれからも紹介してまいります!次のブログをお楽しみに!
さて、動画も見たいとのリクエストがあったので、動画もアップしました。
ただし、確認程度に撮影したものですので、ブレなども多く見づらいかもしれません。
どうぞご了承のうえ、ひょうたん桜を動画で見て下さい
最後の動画は武田平四朗(大崎半四朗)墓前祭の様子です。
音はミュート(無音)になっています
そして、今日(4月23日)は私のいとこの結婚披露宴でした。
ひょうたん桜、富と繁栄をもたらす「ひょうたん」の力でどんどんまい進して下さいご結婚おめでとう!