2009年08月09日

玄蕃踊り【その2】手踊り〜花台〜神事

武田勝頼(大崎玄蕃)が行った言われる玄蕃踊りには
「太鼓踊り」「手踊り」が有り、区別されると前回のブログに説明いたしました。

 今回は、「手踊り」の説明から入り、諸説明に入ります(*^_^*)

手踊り(玄蕃おどり)
高知県化のあちこちで、玄蕃踊りと言われて残っておりますので、場所を特定するのが難しいぐらいです。
 その中でもこの仁淀川町、越知町、佐川町、旧須崎の方では広く知られております。

 ◆演目は◆
「コリャセ」、
「千本」、
「マンザイ」
「シャリトテ」
「エジマ(オオサとも言います)」
代表的なのはこの5つです。歌詞はまたいずれ掲載します。

この代表的な5つの歌以外に
21番〜22番まで歌詞があるのは、椿山太鼓踊りと佐川町室原玄蕃踊りであります。

(余談ですが)21という数字は不思議ですが、古くはインド、中国、日本でも宗教的にもよく使われて来た数字です。マジカルナンバーとか、ミラクルナンバーとも言われております。
毎日3人が3人の人にプレゼントを配ると、21日間で世界中の人に行き渡ります。
(余談終わり)


 玄蕃踊りの、手踊りは、掌を操り、全身をしなやかに、雄々しく使って踊ります。最初は難しく感じるのですが、やっているうちに気持ち良く踊れるようになります。

また玄蕃踊りでは、踊りの輪の中央に、大きな花台といった1〜2階建ての台(建造物)を建てます。
 その花台に、色とりどりの、「花飾り」を挿して、飾り付けます。
 この「花飾り」は祭が終わって帰る時には、御利益を得ようと持って帰り、神棚の近くに納めます。「花飾り」を持って帰って行く浴衣姿の人々に風情を感じます。

 この「花台」には太鼓一個と、その打ち手、歌い手が入ります。
歌い手は数人居て交代で歌う事もありますが、人数が少ない場合は太鼓も歌い手も全部1人でやる事もあります。

 大崎八幡宮では2階建ての立派な花台を作っておりました。2階建てが壮観なので個人的に好きでするんるん
 2階建ては昭和に入って青年団が2階建てにしたという事ですが、古い時代にも形を変える事は多々あった事であろうと思います。
 平成21年の今年はこの2階建ての花台が復活しますexclamation×2
0002.jpg

玄蕃まつり、というのは、この様な踊りだけでは無く、神事として行われていた部分も重要となります。神事(祭祀)として勝頼の時代から在ったものです。ぴかぴか(新しい)
現在の祭祀の流れは、
大崎八幡宮(勝頼建立)にて祓行事があり、祝詞奏上より、御輿が出て町を廻り、土居の鳴玉神社と呼ばれる場所&勝頼と夫人の墓前まで御名晴(おなば)れをして来て、行事をし、神社に帰るというお祭りで、この神事の後に玄蕃踊りが行われておりました。
IMG_0004.jpgIMG_0007.jpg


佐川町室原で行われていた玄蕃踊りには特徴があります。
また神事と結びついた玄蕃まつりには、それぞれ特徴があります。


室原には各組に胆(きも)入りと呼ばれる世話役がおり、4組の4人の世話役の談合によって一軒だけ玄蕃踊りをする家を決める。この家を頭屋(とうや)という。
 頭屋(とうや)はその年の新築の家を選ぶのが通常で、新築のない年は、適当な家に頼んだり、神社や公民館で玄蕃まつりを行う事があります。

 毎年(旧6月15日)その頭屋の庭先に大きな榊の木が立てられる。その木に神職からいただいてきた『奉解願横倉山三所大神流行病防除組中安全守護』の幟を吊り下げて、更に戸数の数だけ御幣(しで)を結びつける。
 頭屋となった場所には、各戸から1人以上が集まって来て古老が祝詞を唱えて祈念する。
そして玄蕃踊りを踊り、もう一度祝詞を唱えます。
 最初の祈念が過ぎた一カ年の願解(がんほど)きの祈りで、次の分は向こう一カ年の願込めの祈りを行います。
 踊りは22番まであり、それを3度繰り返し歌い踊ります。集まった全員がそのままの服装で、右手に扇子か団扇(うちわ)を持ち、その掌をかえす様にして打ち振り、ゆっくりと巡り行くものであるとの事です。
 榊の下には太鼓がく。手を頭上に振り上げるような所作は全くない。
一般的に普及している玄蕃踊りは頭上へと手を持って来ます。
 祈念が終わると酒宴があり、帰りには各戸が御幣(しで)を結びつけてある榊の枝を折って持って帰り、玄関など入り口に厄除けとして挿しておく。
 この行事は古くは、『巷謡編』という天保6年(1835)の史料より記述が有り、先に述べました深尾重昌が横倉山の山守小田信白方の邸で執行し奉じた祈祷に基づくもので、その名残であるようです。

この佐川室原の玄蕃まつりでは、榊の枝を持って帰りますが、広く伝わっている習慣としては、花台に沢山飾られていた「花飾り」を持って帰ります。
 どちらも御利益や厄除けを祈念した「対象」を持ってかえるという点では全国の神事と共通するところがあります。


続き 【その3】へ
posted by makkun at 00:07| 高知 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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