大崎玄蕃の歌が残っており、玄蕃祭の最も古い形を残しております。
この歌というのが、面白い事に、椿山太鼓踊りや、奥名野川の都踊り
越知町の中大平の玄蕃踊りにも出てきます。
<以前の室原玄蕃祭に関する記事はこちら>
そして、もちろんこの歌の発祥は大崎で、御輿が出た時には、
歌い手が、大崎玄蕃の玄蕃歌を歌っておりました。現在は歌う人はおりません。歌詞は分かっておるのですが、メロディを知るためには、現存する室原の玄蕃祭りに行かなくては分からないのです。
室原の地域の皆様、玄蕃祭を取材、撮影させて頂きまして誠に感謝いたします!今後とも、玄蕃祭の保存活動を通じて、交流がもてましたら幸いです
午前11時に到着しました。(佐川町室原公民館前)
人が集まってきています。
竹には「解願横倉鎮座大神 流行病防除 組中安全」と書かれております。
やはり流行病を除けるための祭りとして、行われておるのですね。
これはどこも共通です。
長野県の玄蕃祭も元を辿れば、キツネであったり、流行病の防除なんです。
踊りの輪の中心にはサカキが立てられ、白い紙垂がいくつも付けられております。
公民館の中から「玄蕃の歌」が聞こえてきました。
それに合わせて、鐘が鳴りサカキの輪の周りを地域の人が周り、病気平癒をいのって歩きます。(現在は太鼓踊りはなくなってしまっております)
もともとこの祭は、横倉神社で行われておったのですが、参加者が少なくなり、公民館に祭りの場所を移したとの事です。
鐘がチンチンチンチンと鳴らされて、歩くのを終了しました。
踊りが終わると、サカキの木をもらいに行きます。
現在、他の地域では花飾りに変わっており、サカキの木をもぎ取って行く様は懐かしい風景のような気がしました。
公民館の中では神事の後に直来(なおらい)があり
皆さん楽しくお弁当などを食べておりました。
地域の方が教えてくれたのですが、なんと昨日(25日)は玄蕃祭がとなりの集落でも開催されたとの事です。また訪れてみたいと思います。
帰りに、横倉神社に少し寄りました。
いつの日か、ここで玄蕃祭が復活したらいいですね
さらに、大乗院でも玄蕃祭が本日行われるとのことで、少し立ち寄ってみました。
広い駐車場が出来ていました。行きやすくなりましたね
また秋の陣にはお招きしたいです。宜しくお願い致します!
取材:岡林誠
家の中で太鼓を担いでたたいて列をつくって
ぐるぐるまわる
玄蕃まつりがおこなわれてるみたいです
町史などの資料にも、あまり出てこないので、地域で活動が続いておることがとても重要だと思います。感謝いたします!
各部落で!! とても感動しました!
家の中で行っておるとの事で、とても興味があります。
形はやはり、列をつくってぐるぐる回る太鼓踊りとのつながりが考えられますね。
椿山太鼓踊り、中大平玄蕃踊りなどが良い例です。
「玄蕃まつり」佐川町の玄蕃祭りの形をいろいろと調査してみたいと思います。
勝頼ゆかりの、長野県でも、玄蕃信仰は病気平癒のために行っていたらしいのですが、現在では形がまったく残っておりません。
佐川での調査をがんばってみたいと思います。